# 原作から登場人物の「声の設計図」を自動生成。人物ごとの話し方と、その崩れ方まで翻訳に反映

- 出典: アニメホリック（https://anime-holic.com/）
- URL: https://anime-holic.com/2026/10/04/%e5%8e%9f%e4%bd%9c%e3%81%8b%e3%82%89%e7%99%bb%e5%a0%b4%e4%ba%ba%e7%89%a9%e3%81%ae%e3%80%8c%e5%a3%b0%e3%81%ae%e8%a8%ad%e8%a8%88%e5%9b%b3%e3%80%8d%e3%82%92%e8%87%aa%e5%8b%95%e7%94%9f%e6%88%90%e3%80%82/
- 公開日: 2026-10-04
- 更新日: 2026-10-04

原作から登場人物の「声の設計図」を自動生成。人物ごとの話し方と、その崩れ方まで翻訳に反映 株式会社Ｍｉｏｓｙｎｃ（本社：東京都千代田区、以下 Miosync）は、小説・脚本などの創作物を対象とした翻訳環境「Divergence-Z」 を開発しました。あわせて、本ツールの実証にご協力いただくパートナー（小説投稿プラットフォーム、作家、出版関係者）を募集します。 ■ 開発の背景 既存の翻訳 API やサービスにも、用語集・スタイルルール・カスタム指示・翻訳メモリといった、訳文を制御する仕組みがあります。 ただし、その中身を用意するのは人間です。 どの用語をどう訳すか、どのキャラクターがどんな口調で話すか、どのトーンで統一するか。これらは翻訳者やディレクターが事前に作成し、ツールに渡すものでした。翻訳メモリにいたっては、人間が承認した訳文が蓄積されるまで機能しません。 つまり現行の仕組みは、専任の人間がいることを前提としています。 商業出版やゲームの大規模ローカライズではそれが成立します。一方で、翻訳者に依頼する予算のない個人作家や、カタログ全体を対象にしたい場合には、この前提そのものが障壁になります。 ■ Divergence-Z の特徴 1. 原作から「声の設計図」を自動生成 Divergence-Z は、原作を読み込んで、登場人物一人ひとりの「声の設計図」を自動で作ります。 一人称や語尾といった話し方の特徴だけでなく、感情が高ぶったときに言葉がどう崩れるか、出来事をどう受け止めて合理化するかまでを、原作の台詞を根拠に記述します。さらに、その話し方を別の言語でどう再現するかの方針も、人物ごとに持ちます。 翻訳ではこの設計図を章ごとに参照するため、一般的な翻訳 API では人間が用意していた口調の指示を、原作そのものから得られます。 2. キャラクターを「設定」ではなく「経験」から組み立てる 従来のキャラクター設定表には、時間がありません。「臆病」「妻に依存している」と書けば、第1章でも第10章でも同じ人物になります。 しかし翻訳で必要なのは、その台詞を発した時点での、その人物です。『翼』の語り手であれば、妻の欺瞞に気づく前と後とでは、同じ「間違いない」という断定でも意味が反転します。前者は自分を納得させるための断定であり、後者は疑いを押し殺すための断定です。訳語の選択は、そこで変わります。 Divergence-Z は、登場人物の経験を「この章より前／この章／この先」に分けて保持し、翻訳時に参照します。また、人物の思考の型（仮説を立て、断定し、自ら反証を作り、眠って忘れる、といった反復される行動パターン）も、設定として与えられたものではなく、原作で繰り返される記述から抽出します。 時間軸を持った設定資料は、人手で作ることも理論上は可能です。しかし章ごとに作り直す作業は、商業規模でも現実的ではありませんでした。自動生成によって、はじめて実用になります。 3. 三層の資料構成 本ツールは、翻訳者が頭の中で行っている作業を、三つの層に分けて構築します。 人物表誰が誰か（呼ばれ方・関係）指している人物の特定ペルソナ経験から形づくられた見方と声どう話すか・どう受け取るかエピソードその時点までに何を経験したか今この台詞の重さ 検証に用いた『翼』は、妻の固有名がほぼ登場しない作品です。「妻」「彼女」「ヨンシミ」が同一人物を指していると判定できなければ、声の設計図も経験の記録も、別の人物に結びついてしまいます。人物表はその土台にあたります。 4. 決定を記録し、次の章へ引き継ぐ 翻訳の過程で下した判断は「訳語表」に記録され、以降の章に引き継がれます。 訳語表 記録されるのは対応表だけではありません。なぜその訳語を選んだのかという理由も、読める形で残ります。 作家や編集者はこれを確認し、手で書き換えることができます。書き換えた内容は、次の章以降の翻訳に反映されます。 5. ローカライズ機能 ローカライズ対応 訳し上がった訳文はそのまま保持したうえで、市場に応じた調整版を別に生成できます。 「読者配慮（訳注のみ）」「市場適応（等価置換）」「PG15（性・暴力表現の緩和）」「ハラール配慮」などをプリセットとして用意 調整は修飾部に限定され、述語・出来事・人物の関係性は変更しません 変更箇所は全件が台帳に記録され、原文との対照つきで確認・取り消しができます 本文に手を入れず、市場との摩擦が生じうる箇所のみを報告する「診断」モードも選択できます ■ 検証結果 パブリックドメインの韓国語近代文学作品を素材に、日本語への翻訳を検証しました。 対象： 李箱『翼』（1936年発表、全10章相当・約2万3千字） 文体の一貫性第1章12段落のうち、第2段落から敬体が常体に転じ、以降9段落が混在全10章・約200文で崩れなし同一語の訳語繰り返し語が別語に置き換わり、反復が成立しない箇所あり主要語で統一（例：52回出現する語のブレなし）文脈依存の訳し分け—性別を持たない韓国語の三人称を、章ごとに正しく訳し分け 既存の機械翻訳は文単位での自然さに最適化されており、文書全体を通した一貫性を保持する仕組みを持ちません。実務文書では十分に機能する設計ですが、長編の創作物では、章をまたいだ口調や訳語の揺れとして現れます。 ※検証素材は著作権保護期間満了の作品です。 ■ 設計方針 BYOK（Bring Your Own Key）：利用者自身の API キーで動作します。原稿・翻訳データは利用者の端末内に保存され、外部サーバーには送信されません 導入側のコスト負担なし：プラットフォームが場を提供し、作家が自身のキーで利用する形を想定しています デスクトップアプリとコマンドラインの両方を提供 MIT ライセンスで公開 ■ 想定する使い方 Divergence-Z は、翻訳者に依頼できる作品を置き換えるものではありません。依頼できない作品のために設計しています。 個人作家が自作を他言語で公開する 投稿プラットフォームが、海外作品を自国語で受け入れる 商業案件における下訳として、一貫性を確保した状態で翻訳者に引き渡す ■ 実証パートナー募集 以下に該当する方からのご連絡をお待ちしています。 小説・漫画投稿プラットフォームの運営者 自作の多言語展開を検討している作家 創作物の翻訳に携わる方 実証にあたっては、導入支援・プリセットの調整などをMiosync側で対応いたします。 デモ：https://github.com/miosync-masa/divergence-z お問い合わせ： info@miosync.email ■ 会社概要 会社名株式会社Ｍｉｏｓｙｎｃ（ミオシンク） 所在地〒101-0024 東京都千代田区神田和泉町1-6-16 ヤマトビル405 法人番号8010001249966 URL: https://www.miosync.link/ 言語の壁をなくし、偏見や誤解、無理解による争いのない世界を目指して、翻訳・言語処理技術の研究開発を行っています。 本リリースに記載の検証結果は、自社による測定値です。
